従来、天井走行クレーンガーダー(以下、クレーンランウェイガーダーという。)を補強する場合には、点検歩廊、電気配線、ユーティリティ配管等の障害物の位置関係から、下側から補強工事されるのが一般的である。
例えば図13に示すようにクレーンポスト90間において架設されたクレーンガーダー91の底面にT形断面からなる形鋼92を取り付け、断面力を強化することによりこれを補強する方法が提案されている。しかしながら、この図13に示す方法では、クレーンガーダー91に対して形鋼92全長に亘って溶接をしなければならないため、労力の負担が増大してしまうという問題点があるとともに、引張応力が作用するクレーンガーダー91の下フランジ底面に溶接を施すため、天井クレーンの走行に伴う繰り返し応力下において疲労き裂が発生してしまうおそれもあった。
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また、図14に示すように、クレーンガーダー91の底面においてトラス93を配設することでこれを補強する方法も提案されているが、このようなトラス93は、現場での組立ピースが多いことから、労力の負担が増大し、また、引張応力が作用するクレーンガーダー91の底面に対してトラス93を溶接しなければならないため、天井クレーンの走行に伴う疲労破壊の危険性は免れない。